皆様、おはようございます
今日は『VS側溝』について書かせていただきます。
VS側溝とは…
VS側溝のVSはVariable Slope (Variable=可変の、Slope=傾斜、勾配)の略で
可変勾配側溝または自由勾配側溝のことです。(自由勾配の方で呼ぶことが多いです)
写真のように門型構造をしているVS側溝は
現場にて据付(決められた位置に安全に搬入して設置し固定すること)をした後に
底部に強固なインバートコンクリートを打設して、排水勾配を自由に設定できます。
これが最大の特徴で、様々な目的に使用できる合理的な側溝なんです。
また、現場打ちするコンクリートは安価ですが
U形側溝は高価なプレキャストコンクリートというコンクリートを使用しているそうです。
それに側溝の蓋も、U型側溝は4枚/2mですが
VS側溝は2枚/2mで済むのでその分経済的な製品なんですね。
安全で自由設計で経済的ないいとこばかりなのがVS側溝です。
『こんなに大きな側溝を見たことがなかったので感動して撮影しました』とのこと!
こう比べると本当に大きいですよね!!
自由勾配側溝に限ったことではないですが
コンクリート二次製品(生コンクリートを工場で製品の形に加工したものや、現場に運搬して必要な形に成形した建造物などの総称)は少なからず寸法誤差があるそうです。
なのでそこも必ず加味した上でコンクリート二次製品は施工しなければなりません。
今回はVS側溝についてお話させていただきました。
少しでも伝わっていたら嬉しいです。
それでは本日も、ご安全に!